「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第6章 Staring eyes4ー4(フォーゲームスオール)
芥川「丸井くん、どうかした?」
丸井の視線を感じ、笑顔で話し掛けた芥川慈郎です。
丸井「あ、ジロくんの頭に、虫がくっついてる」
芥川「わ、やっべーC(シー)」
彼の話し方はたまにアルファベットのCが最後にくることがあります。
丸井(だから、ジロくんもないよな。あとオレのことを助けてくれそうな候補がいるとしたら、相棒のジャッカルと、同じクラスメートの仁王とか、対戦したことある大石と菊丸と、桃城と海堂だが、菊丸以外はここにいないからなぁ、ないかぁ。ん、待った!)
丸井は向こうでバテていた菊丸英二を見ました。
菊丸「筋トレ、嫌だにゃー。早くテニスがしたいにゃー」
丸井(菊丸なら、可能性大だろい! 一番、可能性大だろい! うん、うん! もし、菊丸だったら、そっかぁ、菊丸だったんだな、いつもオレがやばくなったとき、助けてくれたの!)
まだ確実に菊丸と決まったわけではないのに、助けてくれた人物を菊丸英二と決めつける丸井ブン太です。
柘植「貴様ら、次のトレーニング時間だ! 早く取りかかれ! 以上だ!」
全員「はい!!」