第5章 Staring eyes３ー３(スリーゲームスオール)

　丸井「しばらく、平和だと思っていたのに、これかよい。しかも、狙いはオレばかりかよ！」
　丸井は球を避けながら、仲間たちを安全なところに避難させ、球を自分の方へ引きつけます。



　丸井が避難させた仲間は、比嘉中のこの三人です。うち一人はちょうど、丸井の事情を一番理解している木手永四朗がいました。



　平古場「今の見たさぁ？」



　知念「見たさぁ！　丸井を狙って誰かがサーブしてたさぁ！」



　木手「………」
　このとき、木手は縮地法を使いながら、丸井の方を追って行きます。



　知念「あれ？　キャプテンは？」



　平古場「先、合宿所戻ったばぁ？」



　球を避けているうちに、合宿所から少し遠くなってしまった丸井です。



　まだ、テニスボールが何球か丸井を襲い続けました。



　丸井「くっ！」
　彼は飛んでくるテニスボールを避けたり、持っていたラケットで返しながら、木の陰に隠れます。