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「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes

第5章 Staring eyes3ー3(スリーゲームスオール)



 観月「もしかして、丸井くん、この中の誰かとケンカしたあと、いじめられてるとか?」



 丸井「!」
 ずれてはいましたが、観月の言うことはだいたい当たっていました。



 観月「なーんてね、君に限って……あたっ!」
 観月の顔にテニスボールを軽く当てた者がいました。不二です。



 不二「うるさいのは黙らせたよ、ブン太くん」



 幸村「丸井、そろそろ、話してくれないかな」



 丸井「……悪かったな、みんな迷惑掛けて。でも、何でもないんだ」



 手塚・亜久津・跡部・不二・幸村「………」
 何でもないわけないだろうと思っていた彼らでしたが、丸井がこれ以上、話したくないなら、無理に詮索することはやめにしました。



 それから、芥川慈郎と以外、丸井は行動していませんでした。芥川の方は態度が変わらず丸井くん、丸井くんとくっついていました。



 けれども、日が経つと、この間の件のほとぼりが冷めてきたか、休憩時に菊丸と鳳と平古場と千歳と天根(あまね)が、丸井に話し掛けにくるようになります。



 おかげで休憩時間中、どこかからテニスボールが丸井の方へ飛んでくるといった現象はなく、平和でした。



 しかし、次の日、丸井は複数人といても、どこかからテニスボールが何球か飛んでくるようになりました。
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