• テキストサイズ

「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes

第4章 Staring eyes 2ー2(ツーゲームオール)



 けれども、丸井を助けた者は獲物を逃がさないようにテニスボールではなく、調理器具のボールを高校生C・D・E・Fに命中させていました。



 高校生E「いてっ!」



 高校生D「うおっ!」



 高校生C「くそ、赤髪の覚えてろよ」



 高校生F「ふん、次は仕留めてやる」
 丸井がボールを当てたと勘違いしながら去っていった六番コートの高校生たちです。



 少し遠くでボールの金属音がキンコン派手に聞こえたあと、ボールが丸井の方へ転がってきます。



 丸井「これって、この前のボール拾いのときと同じ人が助けてくれたのか。誰がオレのことを助けて……」
 ボールを手に取りながら、つぶやいていた丸井でした。



 高校生たちが行ったあと、木の影でテニスラケットとテニスボールと調理器具のボールの両方を持って丸井と高校生たちを交互に見ていた人物は木手永四朗です。



 木手「………」


 それからあとは、何も起こらず、一夜が明けていったのでした。
/ 70ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp