「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第4章 Staring eyes 2ー2(ツーゲームオール)
木手「……コ口シ屋なんですけどね」
丸井「まったく、そんなふうには見えねえけどな。あんた、真面目そうじゃん。テニス部部長もやってるんだろい」
木手「まあ」
話が終わったと思い、木手は再びドライヤーをかけました。
丸井「へへっ、さてと、オレも髪乾かすかな」
丸井もドライヤーをかけ始め、しばらく脱衣場の中は二人のドライヤー音だけが響いていたのでした。
それから夜が明け、メンタルコーチの齋藤が現れました。
齋藤コーチの二人組をつくる指示で、丸井はジャッカル、木手は甲斐裕次朗とペアを組みます。
ここにいる全員がダブルスの試合をやると思っていたようですが、何と組んだペア相手とシングルス対決といったかたちとなってしまいました。
菊丸「そ、そんな……」
大石「英二と対決……」
鳳「そんな、宍戸さんと勝負なんて……」
宍戸「ここのルールなんだ。コーチの指示に従わないと激ダサだぜ。ちっ……」
青学のゴールデンペアと、氷帝のゴールデンペアは不満そうです。