「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第2章 秘密の修学旅行が今、始まる!
こうして、丸井たちは木手たちと別れ、時は1年が経ち、Uー17合宿所へ流れます。
丸井「そういや、しおりに、えいしろうくんって書いた覚えあるな。どうりでキテレツのことなかなか思い出せなかったわけだぜ」
木手と練習しながら言った丸井です。
木手「まったく、あのとき、あなたからもらったアマガシときたら……。けど、おいしかったです、ここに来て今さらかもしれませんが、礼を言いましょう」
丸井「いんや、腐らせたらもったいなかったからな」
木手「そんなことだろうとは思っていましたがね。だいたい、修学旅行中に生洋菓子を持っていく人って……」
丸井「オレの手作り作だろい」
木手「ますます、信じられません……。さあこれから試合して私が勝ったら、都会の土産を私たち比嘉中におごってもらいましょうか」
丸井「お、あのときの、さとうきび畑があったコートでの試合を覚えていたとはな、キテレツ。いいぜぃ、お前が勝ったらおごってやるよ、ジャッカルが!」
木手「だめですよ、それは。あなたからおごってもらいます」
丸井「ちぇー」
柳生「……楽しそうですね。あとで、桑原くんにでも報告いたしましょう」