「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第2章 秘密の修学旅行が今、始まる!
丸井「ジャッカル、ナイスだったぜい」
ジャッカル「ブン太、次にお前が勝てばおいしいお土産が、待ってるぞ」
丸井「お土産ぇ……」
沖縄土産の食べ物のことで頭がいっぱいになっていた丸井でしたが、このあとの対戦でそれどころではなくなります。
木手が得意の四方向の縮地法や裏手(バイキングホーン)などで丸井を苦戦させたからです。けれども、丸井たちは楽しそうでした。
丸井「へへっ、あんた、うちと同じ学校だったら良かったのにな」
木手「偶然ですね。私も同じことを考えていました。あなたは、立海にふさわしくない」
丸井「何だとぉ?!」
木手「今からこっち(比嘉)に転校しませんか?」
丸井「あんたこそ、こっち(立海)に転校したらどうなんだ?」
ジャッカル「ブン太、すっかり、土産の食い物のこと忘れてるな。それだけ相手が強いってことか。けど……」
ジャッカルの予測通り、対戦は丸井が勝ちました。しかし、ギリギリだったようです。タイブレークの末の対戦成績は7ー6でした。
丸井「あんた、強いんだな。えっと、名前は……」
木手「永四朗です」
丸井「ああ、えいしろうくん。約束通り、オレたちに土産おごりな」