第3章 創り上げられる信頼
「シャーロットさんにとって俺の気持ちは迷惑かもしれないけど、残念でしたね。
…俺は好きなんですよ、貴方のことが。大好きなんですよ。」
「エレン…。」
肩を強く掴まれ、芯のある声でそう言われる。
「シャーロットさんが綺麗だろうが、汚かろうが関係ないです。
俺はシャーロットさんの存在が好きなんですから。
もし穢れているというなら、それも含めて全部愛します。
だから、……そんなに哀しそうな顔しないでください。」
そう言ってもう一度強く抱き締められる。
勢いで溢れた涙はエレンの服に吸い取られていった。