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【進撃の巨人】A bouquet for you

第3章 創り上げられる信頼







何が起こったのか一瞬分からなかった、エレンが巨人化したということは理解できた。
そして、リヴァイ班の皆んながエレンを始末する気だということも。


とにかく今はエレンが危ない。
エルドさん達の気を落ち着かせなくては。

私は隣にいたエルドさんの肩を掴む。






「エルドさん!落ち着いて!その剣を仕舞ってください!」

「五月蝿い!お前も早く剣を抜け!じゃないと殺られるぞ!」




凄い剣幕で怒鳴られる。
駄目だ。完全にいつもの落ち着きを失っている。


そんな中でも兵長だけはいつも通りで、エルドさん達を落ち着かせようとしている。だけど、兵長の声も耳に入らないようで、さっきからエレンを質問責めにしている。




「エレン!!何かしゃべれよ!」
「妙な動きはするな!!」
「早く証明しろ!」
「エレン!!答えろ!!お前は人類にとっての…、」





「ちょっと!!黙ってて下さいよ!!」




質問しながらも答える隙を与えない問いに、いい加減痺れを切らしたエレンが叫ぶ。


その瞬間、再びリヴァイ班の皆んなの顔に緊張と焦りが走る。








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