第3章 創り上げられる信頼
エレンを抱き締めるのは物凄く恥ずかしかったけど、
妙に心地良くて、もう少し抱き締めていたかったけど、あんまり時間をかけているいるとハンジさん辺りに怪しまれたりするので、そっと腕を離した。
「ごめんね、突然抱き締めたりして。」
「いえ。…嬉しかったです。一人じゃないって言ってもらえたみたいで。」
「…ふふっ、そっか。それなら良かった。
…ほら皆んな待ってることだし、お茶でも飲んで休憩しよっか。」
「はい。」
ぎこちなくではあったが、やっと笑顔を見せてくれたエレン。
そんなエレンを連れて皆んなが待っているテーブルへと向かう。