第50章 それもまた貴方
「笑ってんじゃねぇ」
眉を八の字に下げて笑うリサの鼻を摘むと、やらぁとまたも可笑しそうに笑う。
少しだけ顔がおかしくなったリサにリヴァイもククッと笑い、理由はどうあれリヴァイが笑えばリサも嬉しい。
結局はお互いが笑っていれば幸せ。
『リサ』
『んっ・・・』
チュッと触れるだけの軽い口付け。
摘んだ鼻を撫でるも、リサは大丈夫ですよと微笑む。リヴァイの首に手を回し今度はリサから口付け。シーツから浮いたリサの頭をそっと下ろし髪を撫でるとリサもリヴァイの顔に触れる。
あの時、リサが見たリヴァイの表情とは違い優しい目をしている。
仕事、復讐、それもリヴァイ。
分かっていてもリサはやっぱり目の前にいる自分を甘やかすリヴァイがいいと思った。
『リヴァイさん、大好き』
『あぁ』
リヴァイからの愛の言葉が返ってこなくても。
*****
『あっ・・・んっ・・・』
角度を変え何度も口付けを交わす。
服の中に忍ばされた手はリサの柔らかみを感じていた。下着の隙間から長い指が侵入すると、ぷくっとした頂きが主張する。中指と人差し指で挟み上下に動かすと、リサの高い声が上がる。
『いい顔してるな。もっと顔をよく見せろ』
前髪を横に流し丸い額にキスをする。そのまま目の縁、頬と降りてくるとまた唇に触れた。
『んっ・・・リヴァイさんに触れてもらって・・・嬉しい』
『そうかよ。だが、まだまだこれからだ。こんなことで満足するなよ?』
真っ赤な顔でリサが頷くとリヴァイは少し下に下がる。リサの服をたくし上げると大きく呼吸している胸が上下していた。
下着を外そうとリサの背中に手を回すとリサが少し体を浮かす。プチっと小さな金具が外れ、カップに収まっていた胸がふるりと揺れた。
下からすくい上げ、双丘の先端を主張させる。
『あぁんっ・・・』
少し歯を当て、刺激を与えるとリサは体を浮かす。より胸を突き出す形になりリヴァイはむしゃぶる。
舌先で転がされ押しつぶされ、リサは体がビクビクと震えていた。
『はぁっ・・・んんっ・・・リヴァイさんっ』
ギュッとリヴァイの頭を抱きしめる。