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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第49章 通行証と髪留め


リサはイザベルの気持ちが少しでも落ち着くよう抱きしめる。リサは服を着たままだったが、気にしている場合ではない。

あまり身長差の無い2人はお互いわんわん泣いた。










『リサ、入っていいか・・・?』

『ファーランさん?はい、どうぞ』

シャワーで体を洗った後、イザベルは心身ともに疲れリサのベッドで寝ていた。
イザベルが心配でファーランはリサの元へ訪れる。

『・・・イザベルは寝てるのか。これ、避妊薬。さっき用意してきたからイザベルが起きたら飲ませてくれ・・・。出来るだけ早いうちに飲んでほしいから・・・少し休ませたら起こしてくれるかな?』

『わかりました。意味があるか分かりませんが、できる範囲で掻き出しておきました』

『リサが・・・?』

『はい。イザベル、自分でしようとしてましたが・・・傷か付きそうだったので・・・』

医学的な知識は一切ないが、リサはイザベルのナカを掻き出した。ほんとうは恋人がいればお願いしたところだが、イザベルはそういう相手がいない。

『そうだったのか・・・リサにも大変な思いさせてごめんな』
『いえ。私よりもイザベルの方が大変ですから・・・』
『本当に・・・リサがいてくれて良かった。ところで・・・それは?』

リサの膝の上に転がる糸や針。

『イザベルの髪・・・少し短くなったから・・・結びやすいように小さめのシュシュを作り直してるんです』

以前作ったお揃いのシュシュ。
片方は切られた髪と一緒に落ちてしまってのだろう。
同じデザインで少し小さめのシュシュを新たに作り直していた。

『きっとイザベルも喜ぶな。もし、俺に何かあったら俺にもミサンガ作り直してくれるか?』
『ファーランさん、縁起でもないこと言わないでくださいよ・・・』
『・・・だな!これが切れる時は俺の願いが叶ったときだ!』
『そういうことです!・・・・・・よし、出来た』

プチンと歯で糸を切ると、イザベルのシュシュが完成した。そして枕元に2つのシュシュを置いて、裁縫道具を片付ける。


『・・・ところで、リヴァイさんはどうされたんですか?』

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