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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第48章 嫉妬の罰


『イ、イキた・・・』
『その前にさっさとシャワー室に入るぞ』
『へっ??』

意を決してリヴァイに告白しようとするも、リヴァイはくちゅっと指を抜き取る。
物寂しそうなリサの顔にリヴァイは自身の服もさっさと脱ぎ捨て、後でな・・・と手を引きシャワー室に入っていく。

蓋がされていないそこはリサが歩く度にチュクっと音がしていた。


───やっ・・・擦れて音が・・・っ。リヴァイさんに聞こえてませんように・・・


リサは無駄だと分かっていても、擦れる粘液の音が少しでも小さい音に鳴るように歩く。
かなり不自然な歩き方である。










『じゃ、じゃぁ・・・私体洗いますね?』

リヴァイのおかげで石鹸を切らすことがないシャワー室。リサは石鹸ケースから白い固形石鹸を取り出す。さすがに全員と併用はさせられないからと、リサはイザベルと同じ石鹸を使っている。

『あぁ・・・。しっかり泡立てろよ』
『私あまり泡立てるの得意じゃないんですよね』
『慣れろ。ほら、俺も泡立ててやるからリサもやれよ』

石鹸に水を垂らし、くるくると器用に指の腹で泡を作り出す。泡立てている、それだけなのにリヴァイの異様な色気と指使いがリサを熱くさせる。
たまにくちゅりと音を立てているのをリサはじっと見てしまい、リヴァイにどうした?とこちらを見ることなく言われる。
少し息を荒くしていたことに気づきリサは誤魔化すようにシャワーを捻って体を濡らした。


『リサ、これで体洗え。無駄なく石鹸を泡立てれるようになれよ』
『うわぁ!ふわふわ!リヴァイさん、器用ですよね!私じゃこんなにモコモコに出来ないですよ!』
『慣れたら誰でも出来る』

こんもりとした石鹸の泡を受け取り、リサは少しずつ体に乗せていく。先程まで火照っていた体は少しずつ落ち着きを取り戻し、リサは感動した様子で体を洗う。


『綿毛に包まれているみたいでいいじゃねぇか』

泡を伸ばすようにリヴァイもリサの体に乗せていく。肩から順番におりていく。


『俺が綺麗に洗ってやる』

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