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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第47章 ファーストコンタクト


『っと!リヴァイさん、ありがとうございました』

『・・・はずだ』

『はい?』

暫く飛んだ後、リヴァイはリサを屋根の上に下ろす。このまま帰っても良かったが、リサの立体機動装置をそのまま置いてきているのもあり、帰るという選択肢はストップする。

リサは終始機嫌が悪そうなリヴァイの袖を掴む。

『危険なことをするなと言ったはずだ。あんな所に隠れて震えて・・・』

『ごめんなさい・・・』

『・・・素直に謝るところはお前の良い所だが・・・リサあの男は何者なんだ?』

リサから微かに香るウッディノートの香りが鼻を掠め、リヴァイはモヤモヤとしたままリサに尋ねる。



『秘密の調査をする探偵さん・・・みたいな』


『は?胡散臭い野郎だな・・・。もうリサも関わるな、嫌な気がする』


エルヴィンと直接話をしたリサは柔らかい物腰であり、知識が豊富そうな話し方のエルヴィンが悪い人ではないと思う。

勘の当たるリヴァイの嫌な気がするというのは引っかかるが、リヴァイがいうならそうしようと静かに頷いた。


『あの男とリサの約束はこれで終わったわけだな。リサの立体機動装置を回収したらさっさと帰るぞ。・・・俺は疲れた』

『え!?そ、それなら先に戻ってください!』

『ここにお前を放置して帰るのか・・・?』


あ・・・とリサは今屋根の上にいることを思い出す。


『放置して欲しいならあとで”放置”してやるから、ほら・・・さっさと行くぞ!』

『・・・?あ!リヴァイさん・・・・・・芋も・・・』

『リサはしっかりしてるな・・・。またファーランと取りに行くから。今日はさっさと帰るぞ!』


リサの髪をクシャッと撫でると、リヴァイはリサを再び抱え立体機動装置を回収に向かった。






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