第6章 近付く距離②(●)
リヴァイは下着に手を入れようとすると慌ててリサが手を抑える。
『……気にしてるのか?…まぁ、他のやつなら早急にシャワーだ。…リサなら気にならねぇ』
抑えていた手を離させると、リサの指先をペロッと舐める。
『やっ…。で、でも…』
『でもじゃねぇ、シャワー待ってる間がクソ長く感じるから無理だ。諦めろ…』
ツプッと指の腹を押し当てるとリサはリヴァイの服の袖を掴む。リヴァイはリサの頭を撫でると1本……2本と増やしていく。
『あ…あっ…んぅ…、リヴァイさ…ん』
ヌチャッとした粘度のある音を立てながらリサは恍惚とした表情でリヴァイを薄目で見る。
急に指の動きに変化をつけられ、中からお腹側を押さえるようにその部分をリズムよく刺激する。襲いかかるような波にリサは一瞬見開く。
『きゃぅ…!そ、そこヤダッ!な、なんか…リヴァイさん、だ、だめ…!』
顔を真っ赤にして首を降る。
『大丈夫だ。何も心配しなくていい。リサ、…すごく可愛い…』
『イ…あ、あぁぁぁ……!』
リサはリヴァイの可愛いという言葉を引き金に身体がビクッとなると、股の間から勢いよく温かい液が飛び、リヴァイの手や腕を濡らした。
『はぁ…はぁ…、やだ、私…こんなの恥ずかし過ぎる…』
大量の水を零したような後になっているシーツを見ると、泣きそうな声でリサは近くにあったブランケットを手に取り蹲る。
『…悪い、いきなりやり過ぎた。お前の声や表情見ていたら…つい』
『あ、謝らないでください。これはちょっと初めてだったので…えっと…き、気持ち良すぎました…』
ごにょごにょと言うリサにリヴァイはブランケットを奪い取るとリサを抱きよせる。
『そうか、コレは初めてだったか。なら…いい』
『リヴァイさん、なんか喜んでます?』
『あ?喜んでねぇ…』
肩の上に置かれたリヴァイの表情は見えなかったが、その口調からして喜んでいるようにみえた。