第35章 番外編 ファーラン(●)
『リサ・・・』
『ファーランさん・・・』
ベッドにリサを組み敷いたファーランは愛おしそうにリサの髪を撫でると、リサも気持ち良さそうに目を瞑り微笑む。
可愛いなぁとファーランは小さな唇を突く。ぷっくりして、色良い唇からフフっと擽ったそうにリサは身を攀じる。
『ファーランさん・・・好きです』
『リサ・・・もう1度言ってくれ』
『何度でも言います、ファーランさん・・・好き』
『・・・俺は幸せ者だよ』
ギュッと抱きしめると、そっとリサに口付ける。しっとりとした唇はなめらかで気持ちがよく、どちらともなく舌を絡めだす。下唇を吸いあい、歯列を舌で撫でる。
『あっ・・・』
口付けの合間合間にリサから声が漏れる。
ファーランはそっとブラウスのボタンを1つ外すと隙間から手を差しいれる。ふっくらした形のいい胸をブラの上から優しく撫でるとリサと目が合う。
『ファーランさん・・・ちゃんと触って欲しいです』
『ははっ、リサからおねだりなんて珍しいね。うん、リサを触らせて・・・』
ファーランは下からブラウスのボタンを外していき、リサは自分で上からボタンを外していく。
最後の1つはファーランに外してもらい、リサはひんやりとした空気に素肌が晒される。
『リサ、下も・・・脱がしてもいい?君の全てを早く見たいよ』
『はい・・・』
スカートのファスナーを下げると、ファーランによってするりと脱がされる。
『可愛い・・・綺麗だ・・・リサ・・・』
愛おしそうに微笑むとファーランはリサの体にキスを落としていく。
熱を帯びたファーランの唇は温かくてそれだけで気持ちがいい。
『んっ・・・んっ・・・』
全身をくまなく味わうようにファーランはキスを落とす。良いところだけを残されていて、焦らされているのが分かる。敏感なところは触れていないのにジンジンと痺れていた。
『どうしたの?すごくここ・・・主張してる』
人差し指を胸の先端に乗せ、指で円を描く。
『あぁぁん!!』
『気持ちよさそうな声だ・・・可愛いな』
ファーランは指を離し、そっと頂きを口に含んだ。