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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第32章 君の為の約束


なるほど~とリサは今一度新聞を確認したかったが、ゴミ箱からはみ出てる新聞の一部を見つけると読むのを諦める。

『都合の悪いことは書かねぇとか好き放題やってくれる』

『だよな!!偉ぶるやつらも兵団も嫌いだー!』

『リヴァイ、今はいいかもしれないけど立体機動装置の存在はバレている。一般市民には流れない情報とはいえ、知っているやつは知っている』

リサは心配そうにファーランを見た後にリヴァイを見る。すると、リヴァイと目が合う。


『・・・リサ。さっきも言ったが、今はいいがいずれどうなるか分からん』

『また・・・憲兵団の方が来ますか?』

『俺たちが窃盗やってれば、憲兵はほぼ来る。だが、憲兵なんて俺たちの敵じゃない。地上の動きはここで全ては把握しきれねぇ・・・面倒なことになるかもしれん』


リサはリヴァイの膝の上の手を握る。


『・・・・・・それでも私は皆さんといたい。足を引っ張るなら私を置いていってください。足でまといにはなりたくないです』


『そんな事するわけねぇだろ。お前は俺が全力で守るって決めている』

当たり前のように言うリヴァイにリサは顔が赤くなる。イザベルの兄貴かっけー!にリサもホントにねと心で呟く。




『そこで、リサにいくつか守ってもらいたいことがあるんだ』




『ファーランさん?』

『俺たちと約束をしよう。リヴァイが考えてくれたんだ・・・。これさえ守ってくれるなら、これからも俺たちといてもらっていいからね』

『は、はい・・・』

今度はリサの手の上にリヴァイの手が重なるが、目線は真っ直ぐ向いたままだった。



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