第30章 俺の手によって(●)
自室に連れ入ると扉を閉めると同時に口付けをする。
『リサの唇・・・甘いな・・・』
『だって、さっき甘いお酒飲みましたから・・・。あれ?でもリヴァイさんの唇・・・甘く・・・ない?』
リサは少し背伸びをするとリヴァイの唇を小動物のようにペロッと舐める。一瞬の出来ごとだったが、リヴァイは下半身の質量が増したのが分かった。
『俺はいつものやつを飲んでたから甘くねぇよ・・・。にしても、さっきは何だ・・・煽ってるのか?』
『いつの間に・・・?いきなり舐めてすみません』
咄嗟にしてしまったとリサは真っ赤になりながら口を押さえるが、それもすぐにリヴァイによって離される。
『あの酒はリサが飲めばいい。ったく、舐めるとか・・・気持ちいいとか・・・お前が言うと厭らしいセリフに聞こえちまう』
『んっ・・・、そんなっ』
リサの首筋を甘噛みしながらリヴァイはさっき飲んでいた時にリサが言っていた言葉を思い出していた。
───リヴァイさんの指、気持ちいい
ある事を連想させるような台詞をファーランにも聞かれることになったのは、リヴァイの想定外だったが、あの時のファーランの様子から何を想像したのかすぐ分かった。
『・・・リサはそんなつもりはなかったんだろうが・・・癪に障るな・・・』
『な、何の事ですか・・・?ひゃんっ!!』
性急にスカートを捲し上げると手の平でリサの股の間を撫でる。熱っ気のある箇所にリヴァイ自身も手が気持ちいい。
『ほら、しっかり立ってろよ?服は自分で持ってろ』
少し震える手でリサはスカートの端とシャツを捲ると淡い色の下着がリヴァイの目に晒される。
『そうだ、そのままだからな』
『あっ・・・』
リサはコクコクと頷き、リヴァイは優しく頭を撫でると、ブラをグッと下にずらし、綺麗な形の胸がぷるんと現れる。下半身の手は休めることなく撫でたままで、そっと胸の先端を口に含むとリサはピクっと反応する。
『あっ・・・んんんっ・・・やぁ・・・!』
両手とも自分の服を掴んでいて口が塞げず、それなら口を閉じようとするがそれは無意味だった。