第28章 お仕置(●)
『男が女に頭下げた話なんかしたくねぇっ!』
珍しく恥ずかしそうにしながらリサの顔の前で声を上げる。リサは目を丸くさせるとニッコリ笑ってリヴァイの首に手を回す。
ほんの僅かにリヴァイの耳が赤くなってる気がして、リサは自分の頬をリヴァイの耳に擦り寄せる。
『ありがとうございます・・・。そのおかげで私は今ここにいることが出来るのですね』
『・・・・・・リサの為ならいくらでも下げてやる』
2人は見つめ合うと再び口付けを交わす。
『次は俺から話すぞ?リサはなぜあの場所にいた?』
チュッと唇を離すとリサの前髪をかき分け額にも唇を落とす。
『ハンカチを・・・リヴァイさんのハンカチを探そうと思って・・・ウロウロしてたら痴漢に遭って・・・ごめんなさい』
『はぁ・・・。そんな事だろうと思った。1人であんなとこ行くな・・・危険すぎる。俺が近くにいたからいいものの、勝手なことするんじゃねぇ』
『・・・・・・ごめんなさい』
シュンとしているリサにこれ以上責めるつもりはないリヴァイは代わりにいい事を思いつく。
『リサ、今からお仕置きだ』
『え・・・!!』
『そんなビビった顔をするな。別に痛いことをするわけじゃねぇ。お前はローザのところやハンカチを探しに行ったり勝手なことをしたな?』
リサは小さく頷く。
『なら・・・リサ、自分で気持ちよくなってるところを俺に見せてみろ。出来るな?』
リサは顔を真っ赤にさせて首をこれでもかというぐらい横に振る。リヴァイも無理矢理なこじつけな気がしたが、いい機会だとうっすらと笑みを浮かべる。
無理を連呼するリサを無視してリヴァイはリサの服をあっという間に剥がしていくと、真っ白な綺麗な身体が目の前に広がる。
思わず触ってしまいそうなったリヴァイはグッと抑えるとリサの腕を掴んだ。