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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第25章 出逢ってしまったから


『とりあえず、オレグは違法的な薬の乱用で憲兵らに連れて行かれたんだろ?だったら、リサも解放されておしまいじゃねぇの?』

椅子の背もたれを抱きしめながら足をぶらぶらさせるイザベル。


『……だといいがな』


何かを考えながらリヴァイは紅茶のカップを掴み持つ。ファーランはその様子を黙って見ていた。








『リヴァイさん、あのお聞きしていいですか?』

『ふっ、次こそは用があるみてぇだな』

『オレグ……さん…のことはどうやって調べたんですか?憲兵さんに手紙を出したのもリヴァイさんですよね?窃盗団の皆さんが直接憲兵さんに渡したと思えなくて…』

様にならないように少し強調してオレグの名前を言う。

リサ以外の3人はお互いの顔を見合わす。

ファーランはんー…と唇を合わせたまま声を出し、リヴァイを見ると頷かれ、ファーランは説明することにした。


『オレグがローザの客だったのはさっきのリヴァイの話で分かってるよね?』


『は…い』


ローザの名前が出てきた瞬間、嫌な予感がした。


『俺とリヴァイでローザの娼館へ行ってきた。彼女ともう一度話をする必要があったんだよ』

今度はリサがリヴァイを見ると、目を瞑ったまま黙っていた。



ローザはとても美しい。
気は強かったが、スタイルも良く気品があった。

リヴァイと体を重ねた夜を思い出し、自分がしたあの経験をローザもしていたのかと思うと胸がざわつく。

お互い仕事上だと理解していても頭では追いつかない。



『おい、リサ。余計なこと考えてんじゃねぇ』

『リヴァイ、またそんな言い方…』

『リヴァイさん、分かってますよ…。ファーランさん、大丈夫です…続けてください』


リヴァイがローザに下心がないのは前回で知っている。それでも好きな人の過去のことは気になる。



乙女心とは面倒だとリサは自分で思った。





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