第23章 言葉による幸福(●)
『そんなもん口に入れるな。汚ぇ…』
『そうですか?リヴァイさんの味が知りたくて…』
『お、お前…そんな事サラッと言うんじゃねぇ』
その辺にあったタオルでリサの胸や腹を拭く。
我ながら濃いのが出てるとリヴァイは思う。
――――愛しています
拭きながらリサの言った言葉を反芻する。
言葉で責めて楽しむどころか、意表を突く台詞に気が緩んだのか呆気なく出してしまった。
気持ちが良すぎて思わずリサは発したのか、無意識なのか分からないがリサはキョトンとしたまま。
言葉にされるというのはこんなにも大きな幸福感と心が満たされていく。
それとは反対に言葉にするのはむず痒い。
――――愛しています
1度冷めた熱は再び取り戻しだす。
『リサ…』
『リヴァイさん…復活してきましたけど…』
チラッと下半身を見る。
『俺はお前を甘くみていたな。マジで手加減しねぇ。どれだけイッても止めてやらん。1度出たからな…俺のスタミナ舐めるなよ…?』
『きゃっ!え、あっ…待っ…うぅんっ!!』
仰向けに寝かせ、リサの両手を拘束するように握る。余韻たっぷりのリサはすんなりリヴァイを受け入れた。
ズブズブと音を立てリサの胸も激しく揺れる。
いい所ばかりを集中的に当てられリサはすぐ果てるが、リヴァイはそのまま突き続けた。
『やぁっ…はぁん!イ、イク!!またイク!!』
『好きなだけイケよっ…っ!』
何かをこじ開けるように奥の奥に押し込む。
『あああぁっっ…!!』
大きく弓なりに反り返り天井を見上げた。
『―――――している、リサ』
――――リヴァイさん、何て言いました?
うまく声が出ないままリサは快楽の底に落ちていった。