第22章 甘い視線(●)
リサは布団に潜り目だけ覗かせてリヴァイの仕草を追う。ベストを脱ぎシャツのボタンを外しているだけの動作でさえ綺麗だと思えた。
『で、リサはどうやって脱ぐんだ…自分で脱ぐのか?俺が脱がせるか?』
『じ、自分で脱ぎますっ!』
布団をバサリと被りごそごそと布団がこんもりと動く。あれ?あれ?と布団の中からぐぐもった声が聞こえ、いかにも脱ぎにくそうにしていた。
やれやれとリヴァイはそっと布団の中に腕を入れて手当り次第に掴む。
キャッと小さな悲鳴が聞こえると布団が大きく開き、真っ赤にしながら頬を膨らませた。
『なんだ、そのツラは…?今、俺は何に触ったんだ?柔らかい感触だったぞ』
『………お腹です。柔らかいとか…ひどい』
『おいおい…柔らかい方が気持ちがいいだろうが。それに、たいして摘めなかったがな』
また触ろうとするリヴァイにやだ!とリサは背中を向ける。
『じゃぁ、何だ…固い方がいいのか…?』
『そりゃぁ…ほどほどに固いほうが良くないですか?』
背中を向け、丸くなったまま答える。
『そうか…わかった。柔らかかろうが、固かろうがお前はお前だけどな。まぁ、固い方がいいなら…そうするか…』
リヴァイは再びしゃがみ、リサの少し乱れたシャツの背中に手を入れ横腹を通り胸に到達する。
『あっ…やっ…何でいきなり胸ですか?!』
『ほどほどに固い方がいいって言ったじゃねぇか』
ブラの中に手を入れ先端をキュッと摘むと小さく跳ねる。コリッと指を滑らすと先はすぐに固くなり、リヴァイに、ほどほどに固くしたぞと顔を覗かれる。
意味が違うと反論するが、それはすまないなと悪びれずにまた擦る。
ブラを完全にずらされると横向きになっていたリサの胸は重力に従って流れ、リヴァイはそれを支えるように手を包み優しく揉む。
『んっ…はぁっ…あぁ…』
『こういう時のお前の声はいつも以上にいいな…』
リヴァイは自分のシャツを脱ぐとリサの隣に寝転んだ。