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え、この歳で女子高生?勘弁して下さい

第2章 2限目





うわぁああ…またキキキス…されたぁああ…。
あれ、なんだ、先輩ってあんなキス魔だっけ…?
年取って口元が寂しくなったか!?←失礼
結婚の事については考えない!今は考えちゃダメだっっ。
そう思い熱を持つおでこを摩りながら充てがわれた部屋を見渡す。



案外荷物少ないんだなぁ、と思った。
寮の割には部屋は広いのかな…まぁ、住んでた所よりはかなり狭いけど家賃が掛からないのなら贅沢は言えない…。



あーーー…荷物の整理面倒だけど、やらな…えっ!!!!
こ、このクローゼットに掛かっているのって…!!!!



『せ、せ、制服ぅううっっーーー!!!』



わ、忘れてた!学生になる=制服を着る!なんでそんな簡単な方程式を忘れていたぁああ!!
ちょ、待て、この歳で着るとか拷問かよ!?
只のコスプレじゃねぇか!!!
うわああああああ…。




この後1時間くらいこの事で悶えてました。←




さて、悶えながらも粗方部屋の片付けは終わった。
まぁワンルームだし、荷物も少なかったしね。
時間はーーー…四時過ぎ…か。
んー、日用品足りないから買い物行こうかな。



そうと決まればいざ出発!
サササッと雄英の敷地を出てショッピングモールへ向かう。
ショッピングモールって便利だよね、色々揃ってるし種類豊富だし。



とりあえず、水はネット注文で大量に購入したから大丈夫だとして…寮だけどやっぱり自炊しよう。
共有スペースにキッチンとか料理道具とか新品か!?ってぐらい綺麗に揃ってたし、食材ストックしとけばいいか。
そう思い、お肉コーナーのお安めなお肉を手にとろうとした時誰かの手と被ってしまった。



『あっ』



「あ?」



よし、逃げよう←
ガバッ…。
あ、詰んだ。



「おいコラてめぇ、なに逃げようとしてやがんだ…2回も逃げられてたまるかよ、モブ風情がっ」



え、いや、なんでいつも喧嘩腰なの!?
ていうか怖いなおいっ!!!



『え、あ…すいません…。
逃げようとしてた訳ではなくてですね、身体が勝手に貴方の身体と反発し合っておりまして…』



「あぁあ!?俺らは磁石かクソがっ!!」




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