第2章 2限目
『すいません…暫くお世話になります』
パチパチパチ
教室内の生徒たちから拍手をされる。
どうやら案外良い子達のようだった、1人怖い子いるけど。
「歳上のお姉さんと一緒に学べるなんて素敵やねっ!」
「凄い個性だっ…今度実際に見せてもらって…ブツブツブツ…」
「相変わらず雄英って自由だな、オイ」
「お姉様と学園ライフ…あんな事やこんな事…ぐふふふ」
「よろしくお願い致しますっっ!!」
本当に多種多様の反応を見せてくれる。
少し不安だったが、クラスの反応的にもちょっと頑張れそうだ。
どうやら明日から本格的にスタートのようなので、頑張ろう。
「よし、とりあえず今日は色々準備とかあるから帰っていいぞ。
後で連絡する。
お前らはここで待機」
拘束を解いた先輩が私の背を押しながら教室から出る。
その間にもつり目の彼がギャアギャアしてたが、他の子達に抑えられていた。
そんなに私嫌われてるのか、そんな風に思ったが考えても仕方ない、今は前だけ向くことにする。