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え、この歳で女子高生?勘弁して下さい

第2章 2限目






中に入り、先輩の隣に立つ。
わーーー、本当個性豊かな面子が揃っていらっしゃる…。
そしてザワザワが止まった、え、怖い。
とりあえず顔が引攣らないように無表情を保つ。



「まぁ、重大発表っていうか、編入生です。
自己紹介」




『えっ!?あ、えっと…水瀬 累です。
ちょっと訳ありで、この学校卒業したのに1年くらい皆さんと一緒に勉強させてもらう事になりました…いや、私の意思ではないんだけどね…ははは。
と、いう事で君達よりかなり年上だけど、仲良くして下さると嬉しいです、はい、お手柔らかにお願いします←』




しーーーーーーーーーーーん……




えええっ、なんで無言なんですかね?!
そんな変な事言ってないよね?え、何、アウェイ?
どどどどどうしよう、冷や汗ダラダラで隣の先輩に助けを求めると、俺は知らん的な顔で睨まれた、え、理不尽過ぎる。



「はー…俺から言うのは面倒なので、質問ある奴」



「はいっ!俺、上鳴電気っす!
累さんに質問なんですけど、訳ありって詳しくはどんなっすか」



『わー、凄い直球に聞いてくるね…。
まぁ、別に聞かれて困る訳でもないから答えるけど…カクカクシカジカで、この相澤先輩にここに連れて来られたんだ』




バァアアアン!!!
え、何凄い音が…ってつり目の男の子の手が爆発してっ…えええぇ!!




「個性隠してたとかお前馬鹿かよっ!
その腐った根性、俺が吹き飛ばしたるわ!!」



『えっ、こ、怖いっ!!
手がバチバチ言って…ああああああ、相澤先輩っっっっ』



「はい、そこまでね」



「ふぐぅっっ」




あ、この子アレだ、体育祭の時も先輩にグルグル巻きにされてた子だったわ。
うん、同じ格好になったから分かったけど…怖いなぁ、オイ!!




「とりあえず個性消しましたー。
あー…そんなこんなで、コイツ明日からクラスメイトになるからよろしくね」



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