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〈短編〉H×H

第18章 猟奇の国のアリス/アリスパロ/色々キャラ


※ キャラにコスプレさせたいだけの話
※ 話に深い意味とかない
※ 配役は独断と偏見





⇒ act.1 白ウサギ

「…………えっ、」

ギリギリまで目を大きく見開いた。目の前の光景を理解することが出来ないでいた。

そこにはリネルが追い掛けていたあの白ウサギ、が 血だらけで倒れている姿があった。

こんなシーンは不思議の国のアリスにあっただろうか、目を見張り 微動だにしないウサギの死体に顔を向けていた。

「大人しくしてたら楽に殺ってあげたのに」

低く響く声に顔を上げる。

そこにはいつの間にか1人の男が立っていた。シニカルな雰囲気の長身の男の手元は 血で真っ赤に染まり、ポタポタと鮮血が垂れている。

目の前で ただの獲物に成り果てたあの白ウサギと全く同じの色に光る 細い瞳が こちらに向けられた。

「ようこそ。迷子のアリス」

「…、…」

「おや スタートからいきなり放心かい? 」

「嘘…え、ヒソカ…っ…?」

「正解。この世界では“白ウサギ”って呼んで欲しいけどね」

目の前にいるのはどう見てもあの猟奇な奇術師のヒソカである。そして何故なのかよくわからないが 本人の言うように、その格好だけで見ればまさに“白ウサギ”と言えなくもない。

ピンと立つ白いウサギ耳を生やしているし 白いシャツの上にチョッキを着ている服装と、度のキツそうな片眼鏡。ヒソカにはミスマッチなようで 不思議とこそまでの違和感がないような気もする。
ぽかんとしたまま ヒソカを見上げた。

「…何これ、どうなってるの?」

「ボクに聞くなよ キミの夢だろ」

嘲笑うような冷たい笑み、軽薄そうな顔つきと道化じみた雰囲気は明らかにあのヒソカであるのに。白耳だけは何かにアンテナを張るように くにゃっと可愛らしく動いていた。


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