第16章 もしも調査兵団の面接を受けたら/アダルトリオ/ギャグ
【ケース①】ヒソカさんの場合
兵士らしさは皆無と言えるニヤついた道化男の前で、リヴァイは腕を組んでいた。
「…新兵希望だそうだな。調査兵団は甘くない、一応聞くが志望理由はなんだ?」
「キミ達は巨人な人間を大量虐殺してるそうじゃないか。理由をつけるなら興味本意、ボクも混ざってみたくてね」
「遊びじゃねえんだ お遊戯がしたいならサーカス団にでも行ったらどうだ」
「くく、ボクの能力はキミ達が使うその装置以上…すぐに即戦力になれると思うけど」
リヴァイに促されるまま、ヒソカは命じられたデモ実践を軽々とこなしていった。
「ほう。…悪くない」
リヴァイは若干眉を上げた。ヒソカと名乗る道化男、これはなかなかに期待が出来る。
能力について詳しく明示する気はないが バンジーガムと斬れ味抜群のトランプカードを使えば、動きの遅い巨人の軌道を捉え うなじの肉を削ぎ落とすなどヒソカには朝飯前である。
「どうだい。ボクはなかなか使えそうだろ?」
「ああ いいだろうヒソカ。お前は今日から最前線だ」
「それは嬉しいねえ」
「久しぶりに筋のありそうな新兵だな。俺直々にシゴいてやるよ」
「ビシバシ頼むよ」
_ 人人人__
> 即採用 <
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