第60章 カウントダウン/イルミ/スト―カーにあう死ネタ
警察が頼りにならないならば、もう、信用出来る知り合いを頼るしかなかった。
「水臭いじゃねーか。もっと早く相談してくれりゃいいのによ」
「……ん……」
古い友人の彼は体育会系で体格もいい、見た目にも中身にも頼れる人物だった。彼の存在はありがたかった。
“キミに近づく存在は誰であろうと許さない。”
背に冷や汗が伝った。
trrr…trrr…
同じタイミングで携帯が鳴る、中身を見れば無題本文なしのメールが一通、そこにはある写真が一枚添付されていた。
「ヒっ………ッ、…」
それは頭蓋骨を割られた仔猫だった。
脳みそが潰れ飛び出し 猫は舌を投げ出したまま口からは血を吐いていた。ちょうど心臓の位置にナイフのようなものが突き立てられていた。
これは友人、それから私の末路である。頭が瞬時に結論を導き出した。
すぐにそのアドレスを受信拒否設定にし、友人を無理矢理 家から追い出した。こんな事に巻き込む訳にはいかなかった。