第60章 カウントダウン/イルミ/スト―カーにあう死ネタ
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無言電話も相変わらずだった。
“お疲れ。今日の花柄のワンピース、よく似合ってたけど丈が短くて少し心配だな。”
“お疲れ。今日はキミとすれ違ったんだけど 全く気付いてなかったね。”
“好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き愛してる好き好き好き好き”
毎日毎日毎日続く、真っ白い封筒と真っ赤な文字がいつの間にか奇妙な日常になっていた。
誰かに見張られている、24時間絶え間無く。怯えながら生活するしかなかった。