第57章 クリスマスカルテット/アダトリ/ほのぼの逆ハ/大学生パロ
【20:00】
普段のようにテレビを見ながら2人は飲み進めていた。
時折震える携帯電話からは クロロからのLINEがメインであったが、それとは別途 ヒソカの携帯は女子からの連絡なのか 何度か着信音を奏でていた。電話口から時々テンションの高い女の子の声がする。ヒソカは電話がなる度に 席を立ったり 電話を切ったりと対応を繰り返していた。
それを横目で見つつ リネルは別途、イルミへLINEメッセージを送っていた。
リネル_またヒソカがログオフした
イルミ_どーゆーこと?
リネル_女の子からの電話に追われてると思われる
イルミ_好きだよねほんと
リネル_早くきてー退屈ー
イルミ_寒い
リネル_ヒソカの家あったかいよ。もう帰っちゃえば?
イルミ_日給もらってからね
リネル_ほんと?何時?てかずっと気になってたんだけど何のバイトしてるの?
イルミ_じゃあね
リネル_そこは頑なに教えないんだ…とにかく早く来てっ((pД+。∝))
イルミも想像より早くこちらに来るであろうと予想し、リネルはふふっと笑顔になる。キッチンに足を運び 冷蔵庫から新しい缶チューハイを取り出し 蓋をパキンと開けた。
そして、相変わらず寒空の下 マンションのバルコニーにて電話をしているヒソカの背中を見ていた。