第56章 次男の優越と苦悩/ミルキ目線/嫁夢主
( ゚Д゚)ハァ?
いやいやいやいや。
おかしいだろ。
このクソアマ。
いんや前言撤回、馬鹿力の雌ゴリラ。
なんでこっちが首の骨折られる1秒前に追い込まれてるワケ。オーラまで飛ばしやがって。放出系ってのは本人の念がダイレクトに伝わってくるから今だに慣れない、気持ち悪い、ほんとやめてくれ!
「こ、殺す気、か…っ」
「このままだと愛が深すぎて殺しちゃうかもしれません」
「ふざけてんのか」
「大真面目です。だから、ね?私とお話しましょうよ」
もう嫌だ こんな嫁なんかいらねぇっての。本命は、本命の俺の嫁はすでにこの箱の中に沢山いんだからよ。
「ゼイゼイ…。一応聞くけど話ってなんだよ、別にこれと言って話したいこともねーんだけど」
「私にはあります。ミルキさんとの赤ちゃんが欲しいです」
「ハ?!」
「ダメですか?」
「オマエ恥じらいとかねえの?」
「なくはないですが 思いを伝える事の方が大切なので」
「馬鹿なんじゃねえの 黙ってろやっぱり」
「あ、また身体で愛情を表現した方がいいですか?」
「そうじゃねえ!」
「……えへへ」
「何がおかしいんだよ」
「なんだか夫婦喧嘩の予行練習みたいで楽しいなって」
「全っっっ然楽しくねえ」
殺れねえし、言うこと聞かねえし、どうしろって言うんだよ。ったく、ママってばとんだオンナを迎え入れてくれたもんだよ。
俺の嫁なら俺の嫁らしく もっと素直にしおらしく黙ってろっての!!(泣)
fin