第51章 添い寝のお願い2/アダルトリオ
「クロロ~」
「こんな時間になんだ」
「眠れなくて…添い寝して欲しいんだけど」
「添い寝 だと?」
さすがにこの時間はクロロも寝てたみたい 起こして悪い事しちゃったかな。でも伸びしながら欠伸をする姿なんて…新鮮。
「やれやれ。ガキみたいな事を言うヤツだな」
「…だめ?」
「特別に許可してやろう」
「わあい!ありがとうっ」
クロロのベッドに入れてもらう。ぬくぬく。あったかい。
「お前の分の枕がないな。オレの腕で良ければ使え」
「う、腕枕?さすがに悪いよ…!てかクロロが理想的な添い寝すぎて戸惑う…」
「なんだそれは。明朝は蜘蛛の仕事で早い、早く休みたいだけだ 寝るぞ」
「うん…、おやすみ」
クロロはすぐに目を閉じる。
「………」
そういえば。
こんなに近くでクロロを見るのは初めてかも。普段は重点隔離対象ってくらいの超危険人物だし。
「………」
にしてもクロロはキレイな顔してるな。寝顔はあどけなくて可愛いけど。
「………?!」
ええええええええ
私抱き枕じゃないんだけど!これじゃあ、寝息が耳に、かかるんですけど…
「………」
どうしよう!クロロが気になって眠れない!!
結局のところ、朝まで一睡も出来ませんでした。
fin