第51章 添い寝のお願い2/アダルトリオ
昨日はシャルのおかげで無事に(強制的に)眠れたけど。DVDの怖い映像はまだしっかり頭に残ってるし 今夜もまた眠れそうにない…
今日も誰かに添い寝のお願いをするしか…
「イルミ~」
「なに?」
「昨日怖いDVD見ちゃって1人じゃ眠れなくて…添い寝して?」
「何それ」
「お願いっ」
「いいよ。入りなよ」
ぺらっとお布団をめくってくれる。意外と優しいな、こんな事なら昨日もイルミにお願いすれば良かったのかも。
「で。1時間1千万、何時間寝たいの?」
「…は?」
「まさかタダでオレを雇う気じゃないよね」
「いや高すぎ!無理!貯金ない」
急ぎベッドを出る。すると後ろから手首を掴まれた。
「…な、なに?」
「5分くらいはいたよね?そうだな、オマケして30万でいいよ」
「いや、おかしいから!」
「なにが?」
「イルミの金銭感覚と良識が!」
「なんと言われようと30万は支払ってもらうから」
取り立てか。
◆
「ヒソカ~」
「なんだい?」
「眠れないの…添い寝して?」
「眠れない夜ってボクもあるな。ただそういう時は無理に寝なくてもイイだろ」
「え」
「トランプでもしようか。一緒にどうだい?」
なるほど。その発想はなかったな!ヒソカ頭いい!ヒソカはトランプをパラパラといじり出した。
「………ヒソカ」
「話かけるなよ」
「………何してるの?」
「トランプタワー。集中力が肝心なんだからキミも黙ってやれよ」
「…微塵も面白くないんだけど」
「…ククッ、…ゾクゾクっ…」
「…………」
完成しては壊し また完成しては壊し、そしてまた完成しては壊し。何回やんの!!付き合ってらんない