第43章 とある製作会社のAV企画/アダルトリオ/下ギャグ
右側のレイプ男が反論を挟む。
「でもあくまでも普通の範囲だろ。クロロ、監督の意にはそぐわないんじゃないのかい?」
「うむ…だが実現可能性を無視するわけにもいかんだろう。宇宙ってなんだ、壮大すぎてイメージが湧かん」
「青少年のロマンだよ。最新技術で上手く編集修正すればいいし ストーリーもハ◯ウッド顔負けなくらい大掛かりな方が面白いだろ。もしかしたらAVの枠を超えて飛躍するかもわからないよ」
「元より規制のかかる物だから世間に撒くのは難しいぞ?回る前に報道抑制に合うだろう」
「噂にだけなればいいのさ、隠されれば余計に見たくなる。その心理を利用したらいい」
ふざけて見えたがレイプ男の意見も一理ある。真ん中の男はうーむと首をひねった。
「…ではこうしよう。お前達のアイディアを足して2で割る」
「具体的には?」
「設定はこうだ。宇宙トレインステーションをパトロールする制服美人警察が 車内で宇宙人からの痴漢と集団レイプにあう。撮影は最新型リニアモーターカー内で行い画像編集でそれらしく改造、ネタとして本物を使った事を出しておけばマニアも取り込めるだろう」
「ちょっと待ってよ。近親相姦設定は?」
「ポイントは宇宙人の子孕んで遺伝子のお持ち帰りってとこなんだけど」
「焦るな。純血を守るために近親相姦を基本とする宇宙人であり 今回の件はほんの些細な出来心という事にする。産まれた子はその血を引くゆえに母である主人公の女とも交配してしまうんだ。思い切ってシリーズものにするのもいいかもしれない」
真ん中の男は納得のいく顔をする、両隣の男達も満更でもない様子。痴漢男が少し身を乗り出した。
「因みに宇宙人のビジュアルはどんなのにするの?」
「キミが出演したらどうだい イルミ。なかなかインパクトあるよ」
「ああアレ?いいよ別に、出演料は別途もらうけど」
「構わない。内部要員を使えばコストカットにもなるしな。メインはイルミで他の連中は特殊メイクか何かで作ればいいだろう。ヒソカ 頼むぞ」
「お安い御用さ」