第42章 ゾルディックの血/キルア/キルア姉/ギャグ
訓練後。
愛する弟の無防備なオフタイムがあまりにも可愛くて。ついビデオを構え、アニマル形のキャンディーを片手に取引を持ちかけた。
◎REC
「キル もっと舌使ってペロペロして…」
「ん?こう?」
「はぁはぁはぁ…ッ。視線はこっち!もっとゆっくり下から上へ」
「んー、……」
「ふーっ ふーっ ふーっ」
「鼻息でビデオのレンズ曇ってんぞ」
「ウサギちゃんのお耳の先っぽを咥えてみて…!」
「ン」
「はぐぁ…ッ!HP999のダメージ!…そのまま優しく舐めてみて」
「こう?」
「こふーっごふーっっ、キルの血となり肉となる権利を得るその30ジェニーのウサギ飴に生まれたかった……っ」
「あのさ、姉貴」
「なあに?可愛いキル」
「言われた通りに飴食うだけで多額の小遣いくれんのはありがたいけど」
「安いもんよね!!キルの為なら身も心も命だって惜しくない」
「最近の姉貴がイルミとミルキのキモいトコだけを10倍にして掛けたみたいでガチで引くんだけど」
「パパとママに言って。血は争えないのよ」
自分にもその血が、と思うとキルアは若干悲しくなった。
fin