第37章 クロえもん襲来/クロロ/下ギャグ/ドラえもんパロ
「なるほど 経緯はわかった。一目惚れしたはいいが 鎖野郎が他の女性を連れている所も見た事がある、と」
「はい…その人が彼女なのかもわからないけど」
「…………」
クロえもんは何やら真剣に考え込んでいる。もしかしてもしかして、変なロボットだと思ってたけど本当に私の恋を応援してくれるの……?ありがとうクロえもん!!
「まずは邪魔者を排除する必要があるな。ここはイルえもんに応援を依頼しよう」
前言撤回。真面目に手伝う気ないよねクロえもん。今度はなんなの きっと、また、どうせ、変な…
「心配するな ヤツに邪魔者を始末させるだけだ。イルえもんの殺し屋としての腕は確かだ」
待って待って待って!殺し屋って何?!
「その道のプロに頼めばより確実だろう。イルえもんはゾルディックカンパニー開発の暗殺者ロボットだ」
いらなくね?つーか恋愛相談の登場人物に暗殺者いらなくね?仮にあの人ホントに彼女だったとしても殺されるレベルの事は何もしてないよね?!
「甘い。己の手を汚さずに手に入る物など高が知れている。それがたった億単位の金で解決するなら安いと思うが」
億?!たった億単位?!?!ねえクロえもん お金の規模も会話の次元ももう全くワカンナイよ!!
「やれやれ 文句の多いヤツだな…仕方ない。今回はオレが何とかしよう」
何とかって…もう嫌な予感しかしないよクロえもん
「プロの仕事には劣るが 邪魔者はオレが片付けよう。“殺し”自体は22世紀のロボットの標準装備だからな」
こわいよ。未来の日本物騒すぎるヨ
「食うか食われるか、狩るか狩られるか、搾取されるかする側なのか。この時代の教訓を経て お前等ニンゲンにそう作られているはずだが?オレたちは」
現代社会が辛すぎて笑えないよ クロえもん
◆
「だいぶ話が逸れたが基本的にはオレはお前の願いを叶えるため お前の命令には従うよう設定されている。具体的に鎖野郎とどこまでの関係を望んでいる?」
「…じゃあひとつ、お願い聞いてもらえませんか…」
「なんだ 遠慮はいらないぞ」
「今すぐ未来へ帰れ」
プリーズ、プタッカムニダ、シルブプレ
fin