第37章 クロえもん襲来/クロロ/下ギャグ/ドラえもんパロ
「ええと まず、お兄サン何者?」
「オレの名はクロえもん」
黒 衛門さん?変な名前…
「脳内とはいえ変換に気をつけろ、クロえもんだ。オレは22世紀からタイムマシンでやって来た未来の最新型ロボットだ。四次元ブック“盗賊の掟”を駆使しお前の願いを叶える為にきた」
「未来の最新型ロボット?!タイムマシンて?!」
「ああ。この部屋の1番下の衣装棚につながっていた」
なにそのミラクル。でもなんで私の部屋に!?まず第一にこんなに大きな男の人が私のタンスに入れないよね???やっぱりただの不審者なの……?
「考え事の最中悪いが ひとつ言わせてもらう」
「はあ」
「恋を叶えたいという割りには下着のセンスがなさ過ぎる。もう少し冒険心は必要だと思うが」
「なっ…ほ、ほっといて下さい!!大体アナタ絶対おかし……ふぐぅおッ」
片手で頬を掴まれる(というか頬肉ごと潰される)
ナニコレほんと怖すぎる。
「とりあえず 話は静かに聞け」
「は、はめっ…(や、やめ)」
「なに?」
「はめてくだはい、おねがいひまふ(やめてください、おねがいします)」
「ハメてだと?性行為がしたいの?」
「?!?!?!」
「オレは雄型ではあるが生殖関連はプログラムされていない。下半身は機能しない、人間で言う所のEDに酷似する」
聞いてない聞いてないっっ てかキメ顔でそんな事カミングアウトされても…
「例えば 今ここでお前が全裸で自慰をしようがオレには何の刺激にもならないぞ。すまないな 許せよ」
するか!そしてなぜ哀れみの目で謝られてるの 私
「性接触が希望ならそういうタイプのロボットもあるにはある。同タイプの型違いでいうとヒソえもんあたりか」
…へえ、その提案いりませんけど
「アイツは股間に次世代LEDが搭載されているらしい。利便性に優れるな」
LED?何の目的で?てゆーか利便性ってどのへんが?!
「取扱説明書を見ないと詳しくはオレもわからないが。暗闇でも生殖器の位置を正確に把握出来る、あたりか?」
ニーズなくねソレ?!
「試しにチェンジしてみるか?ヒソえもんと」
「やめて下さいお願いします」
初体験がアソコ光る謎のロボットなんて悲しすぎる。
熱い…なんか…クロえもんに熱い瞳で見つめられている…気がする…