第37章 クロえもん襲来/クロロ/下ギャグ/ドラえもんパロ
『神様 一生のお願いです。
私の一目惚れを、初恋を叶えて下さい。』
これが最初で最後の神頼みのつもりだった。そして。何故か翌朝 事件が起きた。
チュンチュン チュンッ
「時間だ。起きろ」
「…ん~ムリ…眠いし…今日は大学午後からだし…」
「契約に関して説明がある」
「…契約?先週換えたiPhoneの話…?」
「お前の恋を叶える件、だが」
……………え?
ぱちっと目を開ける。
そこにはビジュアル系:コスプレ感:変質者=10:10:10の謎のコート姿の男がいた。
「うきゃあああああぁあ!はっ はあ?は、意味わかんな、はあ…っ??」
「人の顔見ていきなりハアハア言うな。 発情期の犬か お前は」
いや ビビる普通。私の履歴書オール女子校なんだからヤングなメンは宇宙人より珍しい(注:ただしイケメンに限る)
知ってる…こういうヒトは悪いことしかしないって知ってるヨ…!
騙される犯されるお金盗られるっっ
「するかそんな事。オレはお前の恋を叶えるために来たんだ」
「えっ」
待って。今 私、声に出してたっけ…?
「ふ 驚いたか。オレは人間の頭の中が直接わかる仕様になっているんだ」
サラッと何をおっしゃるの…コワすぎる…