第32章 依存症/アダトリややクロロ寄/裏依存夢主/死ネタ
数年前に仲間達は瞳を抉られ虐殺された。リネルも当然その対象内。周りの仲間が次々と殺される中、必死に生きようとした、まだ死にたくはなかった。生きる為の生きがい、この身体は男に抱かれたくて乱されたくてたまらないのだから。
憎き仇である筈の男に簡単に身体を売る。運命も命も、あの瞬間に全てクロロに預けてきた。
『…殺さないでっ』
『生憎だが獲物の願いを素直に聞くほど育ちは良くはない』
『…緋い目が欲しいなら、…私のをあげる…っ。緋目の女を、犯してみたくない…?』
『反吐が出るな。下世話な女だ』
それでも今はまだ生かされている。ただ、いらなくなれば捨てるも壊すも全てクロロの気分次第。
ゼリー状のレンズ体が固くなる突起を撫でる。秘部からは蜜が止まらない。クロロは眼球を滑らせリネルの秘部にそれを押し込む、気色の悪い圧迫感に高い喘ぎが漏れる。
「クロロ…っ、やあぁっ、…!!」
「耳障りだ」
苛立つ声、前髪を乱暴に掴まれ 口内に無理矢理モノを押し込まれる。彼にとって最高の美術品であればいい、美観を損ねる汚い声など必要ない。
「んぅ…っ、ふっ」
「うるさいと言っているのがわからないのか?」
嗚咽を出すことも許されず、喉の奥を貫かれる感触に涙を流す。身体が力み、下半身から愛液にまみれた大きな眼球が飛び出して行く感覚があった。
「目、瞑れ、」
「っ……、ッ」
「緋はもう見飽きた、」
クロロは 床に転がる濡れた眼を ゴミでも見るかの如く睨む。ギリギリの所でモノを口から抜かれ、血の気の落ちた白い顔を白濁液で汚される。独特の精液の匂いに 身体が反応する、自分でもわかるほどに秘部がクロロを求めて萎縮を繰り返す。
「ゴホッ、……は…ぁ」
「…白と青。キレイだな」
満足げなクロロはだらしなく唾液を流すリネルの唇をゆっくり啄ばむ。優しく、甘く、人として大切にされていると錯覚を起こしてしまう程に。嘘でもいいから この雰囲気のまま 偽りの愛を感じさせて欲しいと思う。狂った魔法をかけて欲しい。
懇願するように 濡れた瞳をクロロへ向ける。美しい程に冷たい目、クロロのこんな瞳は初めて見ると思った。