第29章 彼氏と彼女の事情③/アダトリ/下ギャグ/夢主はイルミの彼女
「「王様だーあれ?」」
イルミ「あ、オレだ」
イルミはリネルを冷たく見ながら ここぞとばかりに命令を口にした。
イルミ「1番は王様にキス」
リネル「ちょっ…イルミぃ(泣)!!!」
パクノダ「彼子供みたいな所あるのね。リネルへの当てつけかしら」
リネル「イルミのバカ!ヤダ!そんなの見たくない!」
イルミ「毒を持って毒を制す。オレがどれだけ不愉快被ったか思い知れば?」
クロロ「誰だ 1番は」
マチ「あたし」
固まるマチを横目に見ながらクロロは面白がる顔をした。
クロロ「ほう 興味深い展開だな」
パクノダ「でもこれでお互い様なんじゃないかしら?」
ヒソカ「ボクのマチが……(複雑な下半身)」
マチは汚らわしいものを見る目でイルミを見上げる、イルミもまた無表情のままマチを見下ろしていた。
マチはスッと目を閉じた。
マチ「仕方ないね。男なら早くしな」
イルミ「命令聞いてた?お前がオレにするんだよ」
マチ「女々しい男だね細かい事言ってんじゃないよ」
イルミ「命令は命令だろ」
チッと舌打ちをした後、マチはイルミの半端な服を掴みイルミを引き寄せた。
イルミ「あ、命令追加」
マチ「なんだと」
イルミ「さっきヒソカがリネルにしたみたいなのにして」
マチ「はぁっ?!お、おまっ、ふざけてんのか!」
ヒソカ「マチが動揺して噛んでる、カワイイ♡」
リネル「イルミのああいう精神攻撃するとこ結構好き」
絶対君主制を強いる王(イルミ)の命は揺らぐはずもなく、矛先は無力な奴隷(マチ)に向いたままだった。
イルミ「オレの命令が聞けないの?」
マチ「…くそッ」
イルミ「早くしないともっと過激なの追加するよ?」
マチ「…わかったよ!やればいいんだろ!!!」
マチはそのままイルミに顔を重ねた。苛立つ表情を浮かべ眉を寄せたまま ちらりと赤い舌を伸ばしていった。
マチ「お前な、目くらい…閉じろよ、やりにくいだろ…っ」
イルミ「オレに命令する気?」
マチ「も、いいだろ…っ?!」
イルミ「早すぎる。もっと」
マチ「……っ、…、」
イルミ「リネルが改心するまでね」