第28章 彼氏と彼女の事情②/アダトリ/下ギャグ/夢主はイルミの彼女
「謎の展開だ。不覚にもヒソカがまともに見えてきたぞ」
「出来るかい?相手の反応気にしながら驚かせないように優しく優しくしていくのって」
「ふぅん面倒だね。出来ない」
「キミには優しさや思いやりってモンがないからまず無理だろうね」
クロロとイルミはふと顔を見合わせた。
「…不覚にも もし女に生まれ変わったら処女はヒソカにやってもいいと思った」
「うん。オレも」
「クックック 光栄だよ。二人まとめて面倒みてやるよ♡」
おもむろに携帯電話をいじりだすイルミにクロロが言う。
「なんだ急に。また仕事か?」
「ううん リネル呼ぶ」
「キミも可愛いトコあるじゃないか。こんな話してたらリネルに会いたくなっちゃったかい?」
「どうせヒソカもこの後マチと会うんでしょ?夜にもう一件案件あるからあんま時間ないけど サクッと食事してからヤるくらいの時間はある」
「リネルも喜ぶだろ。たまには思う存分甘えさせてやれよ」
「そうだね。今日はちょっとだけならリネルの言う事聞いてあげてもいいかな」
「おや、もしも“仕事行かないで一緒にいて”って言われたらどうするんだい?」
「仕事に行く」
「結局いつも通りじゃないか」