第27章 彼氏と彼女の事情①/アダトリ/下ギャグ/夢主はイルミの彼女
リネルはテーブルにツンと顎を預け 残念そうに言う。
「はぁ~…色々話してたら会いたくなっちゃったな、イルミに」
「自分から連絡すればいいじゃない」
「それはいや」
「お前ら今日はこれからどうするんだい?あたし夜は予定があるんだけど」
「マチの予定はヒソカでしょ?どうせ」
「うん、まぁ。…あ、またまだけどな!たまたま!」
「ほんっっっとに仲良しだよね~ パクは?」
「私も今日はクロロに誘われてるわ」
「うわぁ 私だけぼっちだぁ…。2人とも私を見捨てて行くんでしょ?女の友情なんてそのレベルだよね」
「当たり前じゃないの。女に友情なんてモンないわよ」
「あたしはパクが時々怖い」
「いいよいいよ~だ。マチもパクも愛しの彼氏の所に行っちゃえばいいよ~だ。…私ちょっとお手洗い行ってくる…………」
席に戻るとマチがリネルに声を掛ける。
「リネル 携帯なってたぞ」
「え、ほんと…?わ!やったぁ!イルミからのお呼び出しがあった」
「あら よかったじゃない」
「でも見てよこれ。「今から来て」ってたった一言。たまには自分から会いにきてよほんと!」
「とか何とか言って嬉しいんでしょ?今日は喜んで甘えてきたら?」
「…ん、まあ、嬉しいと言えば久しぶりだし嬉しい」
「リネルも以外と強情な時あるしな。素直になれよ」
「それツンデレのマチには言われたくないかも。じゃあ私先行くね?待たせるとうるさいし」
「ええ またね。また女子会しましょう」
「うん!」
「じゃあな リネル」
ウキウキスキップをしながら去るリネルを見ながら パクノダが言う。
「さて。私たちもそろそろいきましょうか」
「だな」
「今日はなかなか楽しかったわ」
「ああ あたしも」
これにて女子会、無事お開き。
fin