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〈短編〉H×H

第23章 喜劇!?ロミオとジュリエット/ハンター学園/ギャグ


ゴンさん渾身の気迫にクラス中が息を飲む。教室内は混沌と渦を巻き 戦場と化していた。

「もういやあああ!!!いつになったらマトモなロミジュリが出来るんだわさっ(泣)」

「…マトモって先生が言うの?」

頭を抱えてしまうビスケ、リネルが気の毒そうに言う。

「ね、落ち込まないで先生。一応聞いて、私いい事思い付いたんだけど……」





そしていよいよ文化祭当日。
舞台上からは可愛らしい声が響いていた。

「おおロミオ あなたはなぜロミオなの?」

ジュリエット衣装に身を包んだのは なんと担任直々のロリキュートなジュリエット。

「ああ愛しのロミオ様!どうか私をさらっていって……」

それに対するロミオはまさかの複数名だった。



「ジュリエット キミの運命 操作しちゃおうか」

「ジュリエット お前を奪う」

「ジュリエット 今すぐキミを壊したい♤」

「ジュリエット オレだけの人形になってよ」

「ジュリエット お前は光だ。存在が眩しすぎて」

「ジュリエット 永遠の愛を戒めの楔に誓おう」

「ジュリエット まあここは…とりあえずオレにしとけ!つーかオレが1番真面目に人間だろ?!」


ージュリエット
ーキミの為なら
ー誓約の代償も
ーこわくない


(以下略)


その他、ビスケ基準で容姿と潜在力が合格点の生徒達(注:男子に限る)全員強制ロミオによる ジュリエットへの求愛演説が続く。

リネルの案、「喜劇 ロミオとジュリエット~逆ハーレムの真骨頂~」が 今ここに完成した。



fin

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