第23章 喜劇!?ロミオとジュリエット/ハンター学園/ギャグ
ゴンさん渾身の気迫にクラス中が息を飲む。教室内は混沌と渦を巻き 戦場と化していた。
「もういやあああ!!!いつになったらマトモなロミジュリが出来るんだわさっ(泣)」
「…マトモって先生が言うの?」
頭を抱えてしまうビスケ、リネルが気の毒そうに言う。
「ね、落ち込まないで先生。一応聞いて、私いい事思い付いたんだけど……」
◆
そしていよいよ文化祭当日。
舞台上からは可愛らしい声が響いていた。
「おおロミオ あなたはなぜロミオなの?」
ジュリエット衣装に身を包んだのは なんと担任直々のロリキュートなジュリエット。
「ああ愛しのロミオ様!どうか私をさらっていって……」
それに対するロミオはまさかの複数名だった。
「ジュリエット キミの運命 操作しちゃおうか」
「ジュリエット お前を奪う」
「ジュリエット 今すぐキミを壊したい♤」
「ジュリエット オレだけの人形になってよ」
「ジュリエット お前は光だ。存在が眩しすぎて」
「ジュリエット 永遠の愛を戒めの楔に誓おう」
「ジュリエット まあここは…とりあえずオレにしとけ!つーかオレが1番真面目に人間だろ?!」
ージュリエット
ーキミの為なら
ー誓約の代償も
ーこわくない
(以下略)
その他、ビスケ基準で容姿と潜在力が合格点の生徒達(注:男子に限る)全員強制ロミオによる ジュリエットへの求愛演説が続く。
リネルの案、「喜劇 ロミオとジュリエット~逆ハーレムの真骨頂~」が 今ここに完成した。
fin