第22章 一日保育園/アダトリ/ギャグ
急ぎ部屋に戻ったリネルの目には、ヒソカがユイを膝に乗せて遊んでいる姿が入ってきた。
『ヒソカ!ありがとう、あやしててくれたんだ』
「ウン やっぱりお腹空いてるみたいで多少ぐずってたけど遊んでたら機嫌直ったよ」
「あー!あぅ!あー!」
『ふふ、ユイ、ちょっと待ってねー』
ほっと胸を撫で下ろしたリネルの後ろからイルミの声がした。
「一応オムツも替えておいたよ、サクッと買いに行って」
「そっか、イルミもありがとう!…でもその買い物スキルがあるならバナナくらい一緒に買ってきて欲しかったけどね』
「給食当番のレッテルを貼られた以上俺のプライドにかけて食品は買わないよ」
『もういいよそのネタ絡みずらいな』
リネルはクロロに目線を投げた。
『一応聞くけどクロロは何してくれたの?』
「俺か?読書と仮眠とコーヒーブレイクだな」
『ネカフェでも行けばいいのに』
リネルは急いで買って来たものを並べてユイの食事の支度を始めた。
『バナナは…細かく切ってあげたらいいかな。ミルク…ミルク?ミルクってどうやって作るんだろ…ねぇイルミー、ミルクの作り方わかる?』
「……ククク」
『え、なに?何かおかしかった?』
「いやァ リネルが「ミルク」って連呼してるのなんか卑猥でいいなぁと思って」
『は?気持ち悪い事言わないで』
「イルミルク♡なんちゃって」
「殺っていい?」
『うん』