第22章 一日保育園/アダトリ/ギャグ
リネルはユイを抱き上げ、じっとその顔を見つめた。
『でも気にはなるよね。服は白だしわかんないな性別、どっちなんだろう』
「リネルが見たら?」
『あ、そうだね!どれどれー…』
イルミに言われ、後ろを向いて服とオムツをズラしてコソッと中を覗いたリネルは振り返って言った。
『…男の子だった』
「やっぱり…クク、…そりゃあ、可愛いに、決まってるよねぇぇ…」
「ヒソカ、それ以上テンション上げたら針刺すよ」
「君が…鎮めて、くれるかい?」
『沈めてやりなよイルミ。海にでも』
クロロはリネルの側に寄ると、ニヤリとしながら言った。
「リネル、どうだった?」
『え?どう?どうって、…ついてたよ』
「どんな感じに?もっとこう具体的に、具現化して説明してみろ」
『はぁ?何言い出すのこのセクハラオヤジ』
「失礼なヤツだな、これは保健体育の一環であり言葉の具現化は国語の範囲だろう?」
『面倒くさいな、さっき運動会が1番似合うってなったからって、学校縛りで話すのやめてくんない?』
「保健体育ならボクの専売特許じゃないか」
『そういう方面のキャラに置かれてる事に自覚あるなら自嘲してよ色々』
「リネル、じゃあ俺は?」
『知らないよ給食当番とかでいいんじゃないのもう』
「今のはさすがに適当すぎてイルミが少し気の毒になったカナ」