第22章 一日保育園/アダトリ/ギャグ
ピンポーン
再びチャイムの音がする。クロロのアジト風マンションに新しい客人が訪れた。
「お前らいつの間に結婚していつの間に子供なんか作ったの?」
『イルミ!!てか違うし!冗談じゃない!』
「そうだぞ。子作りの真似事はしても子供まで作った覚えはない。リネル誰の子なんだ」
『何微妙に話に乗っちゃってんの?!てゆーかその誤解を招く発言撤回してもらっていいかな早急に』
ちょこんと座り3人を見上げるユイを見て、イルミがしゃがみ込み頭を撫でた。
「へぇ。お座りは上手に出来てるし7、8ヶ月くらい?」
「…さもうちの子と同じくらいと言いたげだなイルミ。お前こそ隠し子でもいるのか?」
「だって弟たくさんいるし」
イルミの言葉にリネルは目を輝かせイルミの隣にしゃがみ込んだ。
ユイはリネルとイルミをじっと見ていた。
『そっか!そうだよねさすが長男!心強い!』
「あぅ!あーぅ!あー」
『ふふ、喋ってるー可愛いねぇ、ねぇイルミなんて言ってるのかな?』
「話せない人間の言葉なんかわかるわけないでしょ」
『…頼りにしていいのか悪いのか迷走してきたよ、長男』