【M】Memories of summer(気象系)
第2章 『夏の思い出』
はー…。なんか、すげぇスッキリ。ずっとどこか気になってる自分に引っかかってたけど、そういうことなら納得。
ひと夏のアバンチュールって、もっとこう、すごい勢いで燃え上がってすぐ消える、みたいなイメージだったけど…現実は違った。
一期一会的な相手って、基本、忘れはしないけど、まあそれに近いとこがあって。肉体的な関係は持ってもそこまでのプロセスがほぼ皆無だから、あんまり深くはインプットされない。
でも、アミとは
彼女とは、過ごした時間が短いってだけで、普通に…
うん。普通に、恋したって感じ。だから、ちゃんと…残ってる。相手にもよるのかな。名前も覚えてるし、顔も体も覚えてる。表情とか、雰囲気も。
彼女は…何かに傷ついて喘いでもがいて、力尽きて息が切れそうっていうか。そんな印象だった。実際は…すげぇ肺活量だったけど。
彼女だったから、こんな感覚になったのかな。か、やっぱ色のインパクトが強かったからか?(笑)