第18章 〜相澤消太〜プロローグ
それからは俺が家に寄ると嬉しそうに後ろを付いてきた
まるで親鳥と雛の様ね と2人で笑うもんだから引き離すタイミングを逃しただけだ。ただ、それだけだ
だけどこのなんとも言えない空気は温かい
だけどそれは突然訪れた
いつからか、いつも俺の後ろをついて回ってた華がぴたりと気味が悪いくらいに姿を現さなくなった
姿を見ても一言挨拶するか、部屋に篭ったままか
何かしてしまったのだろうか?でも思い当たる節は全くと言っていいほどない
反抗期か?今の年頃の子であればそれもまたありそうで何も言わなかった
いつかはまた会話出来るだろうと
そして今に至る