第24章 すれ違い〜相澤消太〜
マイク先生を玄関先まで送った後にどうしても約束してほしいことがあった
「あの、この同居の事内緒にしててくれませんか?」
私がバレるのは別に構わない、だけど結果的に消太くんに迷惑がかかってしまう
教師という仕事も、最悪ヒーローの仕事も失くしてしまうかもしれない
それだけはどうしても避けたかった
「HEYリスナー、俺がそんなにペラペラ喋ると思うかい?安心安全アーユーオッケー?」
「あ・・・・ありがとうございます!」
最後ら辺はよく分からなかったけど黙っててはいてくれるようで安心したように頭を下げた
「それじゃぁ、よく寝ろよリスナー」
そう言いながら帰って行った
ほっとしたら眠くなって来た。華はリビングの電気をパチンと消すと自室のベッドに再びモソモソと入った
明日は運良く日曜で学校は休みだ久しぶりに町に出掛けてみようか
昨日今日であまり消太くんとは顔を合わせたくなかった
ボフッと頭から布団を被って目を閉じる
胸に残るモヤモヤをもみ消すように