第23章 後悔の感情〜相澤消太〜
「うわぁっ!美味しいなぁ、これイチゴジャムが入っとる」
頬をもぐもぐさせて嬉しそうにしてくれる可愛い女の子
「ぐはぁっ!可愛い女の子の手作りっ!保存しちゃ駄目ですかっっ!」
何やら紫の小さい子はそう叫んでたけど持ってたマフィンを突っ込まれて悶えている
「あら、これは紅茶の葉ですのね。こういう使い方もあるなんて驚きですわ」
とても言葉遣いが綺麗な女の子も美味しそうに食べてくれてる
今回は味を色々と変えてバリエーション豊かにしてみた
チョコを混ぜ込んだものや中にジャムも入ってるし、ブルーベリーも入れてみた
「初めて食べたけど華ちゃん料理上手なんだね」
マフィンを頬張りながら出久が言うと「いやいやっ!混ぜただけだし」とブンブンと手を振って否定する華の様子に場が和む
その和やかなムードをひっくり返すような低い声が教室のドアから聞こえた
「・・・・・・お前ら、何してる」